世界保健機構(WHO)は、2000年に「平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間」(厚労省)を"健康寿命"として提唱しました。これは、「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」(生命保険文化センター)と解釈できます。
しかし、心身とも健やかであることは、高齢者に限らずすべての年代に重要なことであり、いろいろな運動をしたりスポーツをしたりする際にも言えることです。そのためには、運動器*の機能がしっかりしていることが大切です。
このような健康の維持・増進の基礎となる運動器の機能が健全に保てるように、当院では埼玉パナソニックワイルドナイツと連携し、トップアスリートから得られた経験を日々の一般整形外科・スポーツ整形外科およびリハビリテーション診療に活かすようにします。そして、最新の診断機器・治療機材を駆使し、科学的根拠に基づいた質の高い最先端の医療をすべての方に提供できるように努めます。
私たちは、すべての人のQOL(生活の質)を高め健康と福祉の向上に貢献できるように、時を惜しまず最善を尽くし、話しやすいオープンなクリニック創りを目指します。また、皆さまの健康増進と運動器疾患の予防のために、地域社会や関係機関と協力し努力するようにします。
- *運動器:身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称。運動器はそれぞれが連携して働いており、どの一つが悪くても身体はうまく動きません。また、複数の運動器が同時に障害を受けることもあります(日本整形外科学会HP)。